アロマセラピーのメカニズム
アロマセラピーはフランスやベルギーでは多くの医療関係者につかわれており、その一部は保険適応が認められた治療法で、精油は薬局でも販売されています。また、日本でも多くの医療分野で用いられ、その分野は産婦人科領域から整形外科まで幅広く使われています。
アロマセラピーはなぜ体に作用するのでしょうか?
精油は数十~数百の芳香成分で構成されていて構成される芳香成分で、薬理効果もそれぞれ違ってきます。例えば、リラックス効果があるといわれている精油ラベンダーの主要成分は、エステル類の酢酸リナリルとモノテルペンアルコール類のリナロールです。酢酸リナリルは脳の交感神経に作用しすぐれた鎮静効果があります。しかし、酢酸リナリルも35%以上含まれていなければ十分な効果はみられません。精油は「いい香りのするオイル」だけではなく、薬と同じ働きをするのです。
では、どのようにして体内に吸収されるのでしょうか?
アロマセラピーには症状によっていくつかの治療法があります。まず、芳香浴することは香りのもと(芳香成分)が呼吸器から肺、肺胞に取り込まれそこから血液によって全身に作用します。また、鼻から入った芳香成分は嗅神経細胞を刺激し,脳の視床下部に伝達され体の神経バランスに作用します。一番手軽にできるバスタイムでの使用は肌から浸透して血液中に入り全身へ作用し同時に、呼吸器から吸入されて脳や肺へ作用します。マッサージでは芳香成分を皮膚から直接吸収させ 皮膚から皮下の毛細血管に入り血液循環に乗って体に作用します。精油はハーブティーなどに含まれる薬効作用の50~80倍程度濃縮されています。
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